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経営理念
経営理念
Good Times Company
コーポレートミッション
Let the Good Times Roll カワサキに関わる人すべての、よろこびと幸せのために
カワサキのパワースポーツ及びエンジン事業には、
その長い歴史の中で、培われてきた次の3つの価値観があります。
01
そのわざを通じて国家社会に奉仕
これは川崎造船所の創業者である川崎正蔵の言葉です。造船事業は、当時、国家の繁栄、防衛のために最も重要な産業の一つであり、最先端技術でもありました。
造船事業を通じて、国家の繁栄に貢献したいという、川崎正蔵の強い思いが、この言葉にあらわれています。
1896年に株式会社化された(株)川崎造船所の初代社長の松方幸次郎は、時代の先を透徹する先見性と迅速かつ果敢な経営判断によって、わずか20年余りで、鉄道車両、航空機、製鉄、海運にまで、その事業を広げました。
これらの事業は、国家・社会の根幹をなす事業ばかりでした。
当社の事業の根幹にあるのは、技術を通じた国家や社会に対する貢献なのです。
(株)川崎造船所から、1928年には川崎車輛(株)、1937年には川崎航空機工業(株)が、それぞれ分社しました。
川崎航空機工業(株)は、戦後そのエンジン技術を活用し、エンジン事業、二輪車事業を開始しました。
1969年に3社が合併し川崎重工業(株)となりましたが、川崎航空機工業(株)が当社のオリジンであり、航空機事業からは、その卓越した性能と信頼性が引き継がれています。
当社のルーツを構成するもう一つの起源は、1924年創業の(株)目黒製作所です。世界で最も古い二輪車メーカーの一つで、戦前からポリスバイクとして採用されるなど、大排気量、高性能、高品質と謳われ、当時、若いライダーたちから憧憬の念を集めました。(株)目黒製作所は川崎航空機工業(株)との業務提携を経て1964年吸収合併されましたが、その際に、多くの技術者やスタッフが川崎航空機工業(株)に合流し、「大型車のカワサキ」というイメージの礎になりました。Z1の車体のチーフエンジニアである富樫氏は(株)目黒製作所出身で、エンジンのチーフエンジニアである稲村氏は川崎航空機工業(株)ですから、まさにメグロの車体技術とカワサキのエンジン技術が組み合わさって名車Z1が誕生したことになります。
02
モノではなく、幸せを売る事業
小型車中心の日本国内での二輪事業は容易ではなく、事業存続の危機に何度も見舞われましたが、その危機を救ったのは濱脇洋二氏、アラン・マセック氏の二人三脚で開拓した米国事業です。
マッハシリーズやZ1など多くの革新的な二輪車、そしてPWC、オフロード四輪は米国市場から生まれたものです。
米国進出は1966年からですが、”Let the Good Times
Roll”は、1973年、米国事業が大きく伸びつつある時期、広告宣伝のために作られたタグラインです。
それは、モノではなく二輪車の楽しさ、喜びを訴えるものでした。その思いは、お客様に幸せを売る事業にしたいということでした。
このコンセプトは、今では当たり前になりましたが、当時としては画期的なものでした。
03
People’s Company
濱脇洋二氏、アラン・マセック氏の八面六臂の大活躍で事業を拡大していった米国の販売会社は、「社員は家族の一員、ディーラーはビジネスパートナーである」という二人の考え方から社員・ディーラーに寄り添った経営を行いました。
そしてほどなく、Kawasaki USAは、自然と“People’s Company”と呼ばれるようになりました。
この言葉は、事業の目的は、利益だけではない、社員、ディーラーの幸せあってこその、事業だ、という考え方を実践した結果、生まれたものです。
この伝統は、現在にいたるまで、社員にやさしい会社、ディーラーを大切にする会社として、しっかりと引き継がれています。
これらの3つの価値観は、株主のみならず、国家や社会、お客様、そして、ディーラー、取引先、社員というすべてのステークホルダーを大切にするという、当社の考え方を表すものです。
経営理念である”Good Times Company”、ミッションである”Let the Good Times Roll”(カワサキに関わる人すべての、よろこびと幸せのために)は、この3つの価値観を、まさに体現した言葉です。
それは、我々の誇りであり、価値判断の基準であり、ステークホルダーへのコミットメントです。