モトクロス
世界選手権

モトクロス世界選手権とは

モトクロス世界選手権は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)公認の世界最高峰のモトクロスレースである。ヨーロッパを中心に南米やアジアなど世界を転戦し、2025年は20戦を開催予定。1戦2レース制で、レースは、未舗装の起伏に富んだ自然の地形を利用し人工的セクションを設けたダートコースで順位を競う。クラスは、MXGP(2ストローク250cc以下、4ストローク450cc以下)とMX2(2ストローク125cc以下、4ストローク250cc以下)の2クラスで、マシンはモトクロス競技専用のモトクロッサーを使用する。
今シーズンより、「Kawasaki Racing Team」はこれまでのMXGPに加え、MX2にも参戦。
MXGPを走る「Kawasaki Racing Team MXGP」は、チーム在籍6年目でMXGPチャンピオン経験を持つロマン・フェーブルに加え、2017年のMX2チャンピオンで、昨年はポルトガルGPで初のMXGP総合優勝を飾ったポール・ジョナスが新加入。ベテランと実力派のコンビでMXGPのタイトルを狙う。
新たに創設された「Kawasaki Racing Team MX2」のライダーは、昨年のモトクロスヨーロッパ選手権EMX250クラスのチャンピオン、マティス・ヴァリン。ヴァリンはMX2デビューをこのチームで飾る。

ライダー

Kawasaki Racing Team MXGP

  • Romain Febvre
    #3
    ロマン・フェーブル
    Romain Febvre
    MXGP
    生年月日|1991年12月31日
    France
    主な戦績
    2024モトクロス世界選手権 MXGPランキング5位
    2023モトクロス世界選手権 MXGPランキング2位
    2022モトクロス世界選手権 MXGPランキング14位
    2021モトクロス世界選手権 MXGPランキング2位
    2020モトクロス世界選手権 MXGPランキング4位
    2019モトクロス世界選手権 MXGPランキング9位
    2018モトクロス世界選手権 MXGPランキング6位
    2017モトクロス世界選手権 MXGPランキング6位
    2016モトクロス世界選手権 MXGPランキング4位
    2015モトクロス世界選手権 MXGPチャンピオン
    2014モトクロス世界選手権 MX2ランキング3位
    2013モトクロス世界選手権 MX2ランキング12位
    2012モトクロス世界選手権 MX2ランキング13位
  • Pauls Jonass
    #41
    ポール・ジョナス
    Pauls Jonass
    MXGP
    生年月日|1997年1月13日
    Latvia
    主な戦績
    2024モトクロス世界選手権 MXGPランキング14位
    2023モトクロス世界選手権 MXGPランキング19位
    2022モトクロス世界選手権 MXGPランキング9位
    2021モトクロス世界選手権 MXGPランキング8位
    2020モトクロス世界選手権 MXGPランキング31位
    2019モトクロス世界選手権 MXGPランキング6位
    2018モトクロス世界選手権 MX2ランキング2位
    2017モトクロス世界選手権 MX2チャンピオン
    2016モトクロス世界選手権 MX2ランキング5位
    2015モトクロス世界選手権 MX2ランキング2位

Kawasaki Racing Team MX2

  • Mathis Valin
    #317
    マティス・ヴァリン
    Mathis Valin
    MX2
    生年月日|2006年8月18日
    France
    主な戦績
    2024モトクロスヨーロッパ選手権 EMX250チャンピオン
    2023ジュニアモトクロス世界選手権チャンピオン
    モトクロスヨーロッパ選手権 EMX125ランキング2位

マシン

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広大な土地を利用したダイナミックなコースにおいて毎回激戦が繰り広げられるモトクロス世界選手権に「Kawasaki Racing Team MXGP」は、ファクトリーマシンのKX450-SRで参戦する。
ベースとなるモデルは、常に表彰台の頂点を目指すべく、先進のテクノロジーを投入し進化を続けるKX450。
フィンガーフォロワーロッカーアームの採用をはじめ、エキスパートライダーのために高度なチューニングが施された水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブエンジンを、高速走行時に優れたコントロール性能を発揮する高剛性アルミニウムフレームに搭載。
また、パワーモード、KTRC(カワサキトラクションコントロール)、ローンチコントロールモードといった先進の電子制御技術をはじめ、ブレンボ社製フロントブレーキキャリパー&マスターシリンダー、油圧クラッチやエレクトリックスターターなど戦闘力を高める装備を採用している。
このKX450にファクトリーチューニングを施したKX450-SRは、先行開発された技術やパーツを搭載して戦闘能力を高めるとともに、市販モデルへフィードバックする役割も果たす。

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2025年からMX2クラスに参戦する「Kawasaki Racing Team MX2」の使用マシンは、KX250-SR。MXGPのKX450-SRと同様、カワサキ・モトクロッサーのファクトリーマシンに与えられる「SR」の称号を冠した、スペシャルレーサーである。
1973年の初代デビューから続く「Built to Win」の哲学を受け継ぎ、表彰台に上ることを使命としたKX250。
デュアルインジェクション、フィンガーフォロワーロッカーアーム、大径の吸排気バルブ、そして新たにストレート形状の吸気&排気ポートを採用した新設計シリンダーヘッドと一軸一次バランサーを搭載したエンジンは、強力なパフォーマンスとスムーズなパワーデリバリーを両立。
また、パワーモード、KTRC(カワサキトラクションコントロール)、ローンチコントロールモード、油圧クラッチ、エレクトリックスターター、高速走行でも優れたコントロール性を発揮する大径コイルスプリングフロントフォークなどを搭載し、高いパフォーマンスを発揮する。
このKX250に先行開発された技術やパーツを投入し、カワサキでチューニング・セットアップを突き詰めたKX250-SRは、未来の市販KXの原型マシンといっても過言ではない。