#21 ゴルチェ・ポーラン

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ＭＸ１クラスレポート

#17 ガレス・スワニプール（左）
& #20 グレゴリー・アランダ（右）

#17 ガレス・スワニプール
 

ＭＸ１　レース１
　ナグル（KTM）、ディダイカー（スズキ）、デサール（ホンダ）が上位グループを形成する一方、スワニプールはオープニング8番手、アランダは14番手につける。ビーラマンはコースアウトした際、後輪にフェンスを巻き込んでしまったため、5周でリタイアした。トップのナグルは徐々にリードを広げて独走に持ち込む。レース中盤には、7番手スタートから上がってきたカイローリ（ヤマハ）が4位につけたが、ナグル、ディダイカー、デサールには届かず4位でフィニッシュ。終盤はスワニプールとアランダが接戦を繰り広げた後、ラスト3周で逆転したアランダが8位、スワニプールが9位でチェッカーを受けた。

ＭＸ１　レース２
　カイローリがスタートからトップに立ち、ナグル、フィリッパーツ（ヤマハ）らが続く。ビーラマンは1周目13番手、スワニプールは15番手につけた。アランダはスタート地点で他車と絡んで転倒後、負傷した肩の痛みを堪えて9周走ったがリタイアした。トップグループにポジションの変動はなく、カイローリ、ナグル、フィリッパーツの順でフィニッシュ。ビーラマンとスワニプールは、抜きにくいコースではあったが、各々失地を8位、9位まで挽回してゴール。この結果スワニプールは、ランキング9位に浮上した。
 

ＭＸ２クラスレポート

#183 スティーブン・フロサール

ＭＸ２　レース１
　ポーランが5番手、フロサールが6番手とまずまずのスタートを切ったが、5周目にポーランが転倒を喫し、9番手から出直すことになった。トップ争いはゴンサルベス（KTM）をロクスン（スズキ）がプッシュする形だったが、7周目にロクスンがリーダーとなる。中盤フロサールは着々と上位をオーバーテイクし、11周目には3番手に食い込んだ。レースはロクスン、ゴンサルベス、フロサールの順でチェッカー。ポーランは7位でフィニッシュした。

ＭＸ２　レース２
　ゴンサルベス、ボブリシェフ（ヤマハ）、ポーラン、フロサールというオープニングの上位陣。この3～4番手にカワサキの期待が高まった。ポーランは3周目に2番手浮上、フロサールも7周目には3番手に上がった。しかしレースが後半に差しかかった12周目に、フロサールは前戦で痛めた右足首を再び捻挫してリタイア。レースはゴンサルベスの優勝、ポーランの2位フィニッシュという結果になった。ポイントリーダーのムスキャンに対し、ランキング2位のポーランは13点のビハインド。そして10点差の3位にゴンサルベスがつけている。
 

#21 ゴルチェ・ポーラン

ゴルチェ・ポーランのコメント
　「ヒート1のクラッシュは、4位を走っていた時の大きなサンドコーナーで起きた。ハイスピードでイン側のラインに入ったんだけれど、かなり強い衝撃があって首と背中が痛かった。抜きどころが少ないコースなので、9位から挽回するのは大変だったよ。ヒート2ではもっといいスタートが切れたけれど、周遅れをうまくかわせなくて、ゴンサルベスを逃がしてしまった。今大会はとても楽しく走ることができた。バイクのコンディションは完璧だったし、ムスキャンが出場できなかったことも一因だ。ランキング1位から3位までが詰まったし、残り4戦でどんなことが起きても不思議じゃない。」
 

スティーブン・フロサールのコメント
　「予選レースで転倒を繰り返したせいで、スタート順が14番目だったにもかかわらず、両ヒートともなかなかいいスタートができた。ただ、ヒート2ではそれほど無理をしていなかったのに、3位走行中に右足を後輪で轢いて、先週ラトビアで捻挫した足首をまた痛めてしまったのが残念だ。それが原因でリタイアしなければならなかったから…。ポディアムには行けると思っていたのに、またしてもポイントを落としてしまったし、とてもフラストレーションを感じている。まずは1週間ほど休んでケガを治してから、次回のベルギーGPに向けた特訓をするつもりだ。」
 

ガレス・スワニプールのコメント
　「このコースはいつも難しいけれど、実はそこが好きなんだ。ただ今年に限っては、なかなかリズムをつかめなくて苦労した。ヒート1の最後でアランダに抜かれたことが悔しい。総合8位（9位／9位）という成績は悪くはないけれど、欲を言えばもっと上位に入りたかった。この後に控えているGPは、ロンメル、ロケット、リーロップという得意なコースが続くので楽しみ。ロンメルまでにはスケジュールが空いているけれど、その間にイギリス選手権に出たり、南アフリカに1週間帰って家族とゆっくりする予定だ。」
 

決勝リザルト